アパレル業界の実態を元販売員が暴露!給料から労働時間まで!

仕事
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「アパレルで働いてみたいけど実際どうなんだろう?」
「ブラックとか聞くし、給料安いって聞くし・・・」

と色々な情報がとびかっているので、何が真実なのか何がウソなのかわかりませんよね。

正直言ってどの仕事でも言えることなんですけど「良い面」も「悪い面」もあります。

なので自分に合うかどうかを見極めることが一番重要だと考えます。

ということで、今回は元アパレル販売員の私がメリットやデメリットなどアパレルの実態を紹介していきます。

これから「アパレル業界で働きたい!」と考えている人や「アパレルで働こうか迷っている」という人に、
少しでも役に立ちたいという気持ちで書いたので読んでくれたら嬉しいです。

主な仕事内容

接客販売

まずアパレル販売員として一番メインとなるが「接客販売」です。

接客販売はコンビニや飲食店と違って基本的に一対一の接客となります。

つまり1人1人のお客さんに対してどんな洋服を求めているのかを把握し提案しなければいけません。

またアパレルでは接客をするうえで『接客七大用語』『購買心理8段階』というものがあります。

「接客七大用語」は簡単に説明すると

  • 「いらっしゃいませ」
  • 「かしこまりました」
  • 「少々お待ちくださいませ」
  • 「お待たせいたしました」
  • 「恐れ入ります」
  • 「申し訳ございません」
  • 「ありがとうございます」

など基本的な接客用語です。

よくアパレル販売で使われるフレーズなのでおさえておくと良いです。

また「購買心理8段階」を簡単に説明するとお客さんが来店して購入するまでの心理ステップのことを言います。

この心理ステップをうまく使ってタイミングよくお客さんに声をかけるという感じになります。

ざっと簡単に購買心理8段階の内容をお伝えしますね。

  • 注目(商品の存在に気づき、注目する)
  • 興味(目にとまった商品の興味や関心を引く)
  • 連想(興味のある商品を自分が利用したらどうなるのかと想像する)
  • 欲望(想像をしてみてその商品が欲しくなる)
  • 比較検討(この商品よりもっと自分に最適な商品はないか検討する)
  • 信頼(色々な商品と比較し、この商品の方が良いと確信し信頼する)
  • 行動(商品を信頼した結果、購入を決断し行動する)
  • 満足(「良いモノを買った!」と自分の購入したものに満足する)

といった感じです。

しかし、ほとんどの場合上記の心理ステップを上手く使いこなすことは難しいです。

接客販売は場数が大切ですので、あまり深く考えなくてもOKです。

ただ気づかないうちに購買心理8段階を使って声をかけている事が多いので
「へぇこういうのあるんだー」くらいにおさえておきましょう。

またお客さんにどんな質問されても良いように
「商品の特徴」「素材」「洗濯の方法」「サイズ展開」など商品に関する勉強をしておいた方がいいです。

1つの商品に対して10個の特徴を考えられるとより良いと思います。

そうすれば声をかける時のネタにもなりますし他の商品と違った特徴を見つけることができるので、
購入してくれる可能性があります。

そして接客販売で注意して欲しいのはウソをついたり適当に対応してはいけないということです。

理由としてはクレームにつながる恐れがあるからです。

たとえば「本革」を使用している靴なのにも関わらず「ある程度、雨に濡れても大丈夫!」とお客さんに伝えたとしします。

しかし本革は「雨や水濡れに弱い性質」を持っているのでシミや型崩れが起きやすいです。

お客さんはそのことに気づかないで雨の日も使い続けたら、
「せっかく購入したのにすぐにシミも出来たしボロボロになったんですけど!」
といったようなクレームになるという事です。

そうなるとお客さんにも迷惑がかかるし、お店の信頼性もかけてしまいます。

なので分からないなら調べるなり先輩スタッフに聞いた方が良いですね!

入荷商品の検品

商品が入荷してきたら納品書などの伝票を参照し、
入荷してきた商品に間違いがないか「個数」「サイズ」「カラー」を確認します。

そして1枚1枚商品に「汚れ」「傷」「ほつれ」などあるか隅々までチェックします。

で、商品に何も問題がなければ、売り場(店頭)に出します。

検品をやる理由としては、やっぱり自分がせっかく購入したものが汚れていたら嫌ですよね。

ということもあってクレームに繋がらないように必ず検品はします。

品出し・商品管理

商品が売れたら在庫を確認し、同じ商品を売り場に出します。

ちなみにショップには大抵「商品をストックしておく倉庫(別名:ストックルーム・バックヤード)」があります。

その倉庫から売れた商品を探して売り場に出すという感じになります。

在庫がない場合は似たような商品を出したり別の売れそうな商品を出します。

ちなみに未経験であれば先輩スタッフに相談するのが一番良いと思います。

またセールなど混雑した時は洋服があちこちに散らかっている場合があります。

そういう時は洋服を畳んだり元の位置に商品を戻して店内がキレイになるように整頓します。

店内が散らかっていたり汚れているとお客さんも見る気が失せますし長時間洋服を放置するとシワができる可能性があります。

そして洋服の畳み方ってお店によって全く違うのでどういう畳み方なのかを確認しておきましょう。

店内清掃

開店前や閉店後はお店を一通りキレイにします。

理由としては、やっぱり汚いお店より清潔感のあるお店の方が買い物をする時に気持ち良いですよね?

なので床や棚などにほこりがないか、鏡は汚れていないか、フィッティングルームにはゴミは落ちていないかなど店内を清潔に保つことも業務のひとつとなります。

ディスプレイ

ディスプレイとは、マネキンなどに洋服を着させたり商品を陳列したり商品が良く見えるように装飾・演出することを言います。

先ほど『購買心理8段階』の部分でお伝えした一番最初にお客さんが「あ!カワイイ、このショップに入ってみよう!」と注目してもらうための重要な役割がディスプレイです。

一番最初に興味を持ってもらわないと購入するキッカケがないので、ディスプレイはコツが必要です。

たとえばトレンドの色が「ピンク」だったら、ピンクが際立つように周りのカラーをどういう色にするか考えたりします。

また雑貨だと、中央に背の高いものを置いて左右に背の低いものを置く事でバランスが良く見える「三角構成」を取り入れるなどがあります。

なので、ディスプレイは技術が少し必要になります。

そしてディスプレイはシーズンや商品の売れ行きなどを見てよく商品の配置を変えます。

で、よくあるのが新人さんが商品の配置場所を一生懸命覚えても次の日には別の場所に移動していたりするので結構焦ったりすることがあります。

なので出勤したら商品の配置場所を毎回確認するということを習慣づけておきましょう!

ちなみに未経験者は最初のうちにディスプレイをやる事は少ないですが、いずれやる仕事となるのでおさえておきましょう。

給料が安いって本当?

給料面なんですけど正直お店によると言ってしまえばそれまでなのですが、
念のためにアパレル販売員(正社員)の平均年収を一緒に確認していきましょう!

25〜29歳30〜34歳35〜39歳
デザイナー314万円377万円442万円
パタンナー297万円348万円376万円
MD・バイヤー379万円434万円499万円
VMD382万円386万円482万円
プレス378万円454万円520万円
OEM営業334万円344万円493万円
営業376万円425万円462万円
店舗管理386万円439万円458万円
店長344万円391万円414万円
販売295万円329万円352万円
生産管理339万円374万円409万円

アパレル業界の平均年収と転職動向|アパレル業界の求人、転職ならクリーデンス

アパレル業界の中でも販売員が一番給料が少ないことがわかります。

じゃあアパレル業界以外の平均年収はどのくらいかというと、

2017年の年代別の平均年収は20代が346万円、30代が455万円、40代が541万円、50代が661万円という結果でした。年収分布を見てみると、20代と30代は300万円~400万円未満、40代は400万円~500万円未満、50代は1,000万円以上の層の割合が最も高くなりました。
平均年収ランキング2017(年齢別の平均年収)|転職ならDODA(デューダ)

といった具合になります。

実際に平均年収と比較してみても、
やっぱりアパレル販売員は給料が少ないというのがわかりました。

なので給料が少ないということから転職する人が多くいます。
たとえば「事務」などのデスクワークに転職したり、
販売員の経験をより積んで「ハイブランドの販売員」として働き給料を上げる人がいます。

以上のことから給料を上げたかったら、ある程度キャリアプランを考えて将来のためにスキルを磨いておくのがベストです。

たとえばよくよくデスクワークで働きたいなら「簿記の資格を取得する」とかがあります。

とにかくアパレル販売員の経験をどうやって将来に向けて活かすのかを考えておくと、
給料面で辛い思いをするといったリスクは避けられるということです。

ここまで大丈夫でしょうか?

「ファッションが好きでアパレル販売員を考えていたのに、給料少ないから将来不安・・・」と思ってしまいますよね。

しかし自分と真剣に向き合って行動をすれば不安はなくなります。

大丈夫です!未来は明るいです!

アルバイトより派遣がオススメの理由

そして正社員とかじゃなくても

「アパレル販売員をバイトから始めようかな」と考えている人もいると思います。

しかし、給料面からみるとアルバイトより確実に派遣の方が時給が高くなるというのを知っていましたか?

どういうことなのか一度アルバイトで働いた場合の給料の現状を一緒にみていきましょう!

一般的なショップ店員・店長の給料の相場は?
アルバイトの平均時給
求人情報メディア「an」の平均賃金レポートによると、2016年8月のアルバイトの平均時給は、全国が992円、関東エリアが1056円、関西エリアが1005円、九州エリアが878円、北海道エリアが861円です。 

上記のバイト平均時給を、1日8時間で20日間勤務したとして月収に換算してみましょう。全国平均は15万8720円、関東エリアは16万8960円、関西エリアは16万800円、九州エリアは14万480円、北海道エリアは13万7760円となります。
アパレルショップ店員の給料は?バイトの時給と給料アップのコツ|アルバイトニュース・プラス

一方の派遣の時給を確認してみると・・・

アパレル平均時給(派遣)
平均時給
1,000円~1,800円(インセンティブが発生する場合もあります) 
求人例
各地デパート内ショップ:
各都道府県中心地・1,200円~1,800円・残業なし・週休二日・即日~長期
販売(アパレル・コスメ)の時給・待遇・求人例|派遣メイド

アパレル・ファッション・コスメ販売
5月の平均時給1252円
派遣の職種別平均時給|はたらこねっと

といった具合になります。

実際にアルバイトの全国の平均時給より派遣の方が時給が高い傾向があるということがわかりました。

ちなみにアルバイトと派遣の違いを説明すると、
アルバイトは雇用先が働き先となるので直接そのアパレルと契約を結ぶことになります。

なので給料は少ないものの昇格する可能性があり安定してその働き先で働くことが出来ます。

また自分の好きなブランドで直接働くことが出来るので
「このブランドで絶対に働きたい!」という明確な意志がある人には
アルバイトはオススメ出来ます。

一方派遣は雇用先が「派遣会社」となるので働き先ではただ働くだけの関係です。

派遣には契約期間というものがあり契約期間が過ぎれば、
契約更新するのかを働き先の会社もしくは自分で判断することになります。

もしも働き先が「契約更新をしません!」と断ってしまったら働くことはできません。

しかも派遣では、派遣会社が扱っているアパレル会社でしか働けないので、
自分が好きなブランドで働けるかはかなり微妙です。

しかし逆を言えば契約期間内にアパレル販売員が自分に合うのか見極めることが出来ます。

また「紹介派遣制度」という派遣から社員になることができる制度を設けている派遣会社があります。

なので「正社員になるか見極めてから働きたい!」と考えている人にオススメできる制度です。

さらに派遣先で働く前に「研修制度」を実施している派遣会社もあるので未経験者にも派遣会社はオススメです。

上記のことをまとめると、

派遣に向いているのは

  • アパレルが自分に合ってるか考えたい人
  • 正社員として働くか見極めてから働きたい人

派遣に向いていないのは

  • 確実に正社員で働きたい人
  • 自分の大好きなブランドで絶対働きたい人

という感じになります。

アパレル販売員のキャリアプランとは?

先ほどの給料のお話でもチラホラ出てきたんですけど「キャリアプラン」って超重要です。

しかしアパレル販売員からのキャリアプランって想像できますか?

大抵「店長」か「本社」で働くことをイメージする人も多いのではないでしょうか?

おおまかな流れとしては

ショップ店員→店長→本社勤務(エリアマネージャーや仕入・MDなど)

という流れが王道パターンです。

しかし、この流れに乗れる人はかなり限られます。

店長は1店舗に1人いれば十分ですし、アパレル販売員の数と比べてアパレルの本社勤務の席も限られています。

つまりアパレルの王道のステップアップはかなり厳しいということです。

なのでアパレルは転職する人が多いという事なんですね。

ちなみにアパレル販売員の経験を活かした仕事はたくさんあります。

どいうことなのかというと、
アパレル販売員で取得できるスキルって接客や販売で培ってきたトークスキルがあります。
また売り上げを作る為のディスプレイなどの業務経験も活かすことが出来ます。

たとえばアパレル販売で培ってきたトークスキルを活かす仕事でいえば営業があります。

またディスプレイの経験を活かしたインテリア業界もあります。

それ以外でいうと、美容業界、アパレル関係の広告、WEB関係、コンサルタントなどなど・・・
アパレル販売員の経験を活かせる仕事って山ほどあります。

なので「アパレル販売員はただ売るだけの仕事」で学ぶものが少ないかといえばそうではないです。

しかし先ほども述べたようにアパレルでの経験をどうやって将来に向けて活かすのか
自分がどこを目指すのかというのが重要です。

5年後、10年後ってどうなるか分からないんですけど、
ある程度目星をつけて行動すると「最高な仕事だ」と思うものに巡り合うと思います。

ちなみに、もしも将来「お店を出したい」「ブランドを出したい」独立を考えている人は、
販売員になって店長をやって・・・というステップを踏む必要はないと考えます。

今では「SNS」や無料フリマアプリの「メルカリ」、
無料でネットショップを作れる「BASE」「Yahoo!ショップ」などでコストをかけずに商売をすることができます。

たとえば「メルカリ」では実践的に商品が売れるまでの工程を学ぶことが出来ます。

また原価を考慮し自分で値段を決める事が出来るので、ある意味「MD」の仕事をやっているようなものです。

そしてネット上ではありますがお客さんとの距離も近いので、お客さんが何を求めているのかも勉強することができます。

つまり最終的な目標が「独立」なら販売員としてステップを踏んで働くより、
SNSや無料フリマサイト・ネットショップですぐにお店をだした方が、
効率的に自分のお店を持てるし商売として勉強になるのでオススメします。

また販売員として働きながらネット上で自分のお店を持ってもいいかもしれませんね。

未経験で販売員以外の仕事ってある?

ファッションが大好きな人にとってアパレル業界ってやっぱり魅力的ですよね。

しかし「ファッションは大好きなんだけど接客が苦手」な人もいますよね。

では接客が苦手でアパレル業界は未経験という人はどうやってアパレル業界に携わることができるのでしょうか?

ということでアパレル販売員意外の未経験OKな職種を調べたので、以下を参考にしてみてください!

ECサイト運営

ECサイトとは「独自のウェブサイトでモノやサービスを販売するサイトのこと」です。

大体、通販サイトやオンラインショップと一緒と捉えて問題はありません。

ECサイトには、ファッション系のECサイトももちろんあります。

簡単に仕事内容をいうと、サイトをデザインして商品の撮影をし商品登録を行います。

注文が入ったら商品を梱包し出荷をします。

お客様対応ではメールでのやりとりや電話でのやりとりをする場面があります。

時々バナー広告の作成やどうやって広告を打ち出すのかといった事も考えたりします。

ということで、ECサイトはアパレル販売員と違って1対1でがっつり接客する訳ではありません。

ほとんど画面越しの作業となるので接客が苦手な人も取り組みやすい仕事ではあると思います!

アシスタント

アパレル業界では職種が未経験であってもアシスタントとして雇ってくれるケースがあります。

たとえば生産担当のアシスタントがあります。

これは洋服を作る工程を管理する仕事で国内外の工場に指示を出したり、
取引先の対応やヒアリングなどを行うといった仕事があります。

またバイヤーのアシスタントもあります。

仕事内容としては事務作業やバイヤーが仕入れる商品を検討するための必要な情報収集を行ったり、商品入荷のスケジュール管理があります。

とアパレル販売員以外にもたくさんあるので、
自分の気になる職種にアシスタントがあるのか調べておくと良いでしょう。

(例:「職種名 アシスタント 未経験」で検索してみよう!)

倉庫・検品

倉庫・検品とは物流センターや倉庫で商品を検品し各お店に出荷するといった仕事です。

詳しく説明すると、工場から入荷してきた商品に汚れや破損がないか確認します。

そして商品に値札やブランド名の入った札などを付けたりします。

次にお店側が頼んだ商品を倉庫からピックアップしてダンボールに詰めて出荷するという流れとなります。

軽作業となりますが、どの商品が一番売れているか、カラー展開ではどれが人気なのか、
なども把握することが出来るのでトレンドを知ることができます。

「アパレル販売や事務作業はハードルが高いかも」と考えている人は倉庫・検品から始めてもいいかもしれません。

労働時間ってどんな感じ?土日休みはある?

まず先に「休み」についてお話させていただきますね。

一般企業に勤めている人は月〜金まで仕事で、土日休みだと思います。

しかしアパレル販売は土日や大型連休にお客さんが多く来ることもあって土日休みはありません。

またゴールデンウィークやお盆休みなどにセールを実施するので大型連休というものもありません。

(※ただ「年末年始」は休みにしているショップもあります。)

なのでアパレル販売は基本的に平日休みでシフト制となります。

次に「労働時間」についてお話します。

基本的に「早番」「中番」「遅番」といって出勤時間がバラバラとなります。

たとえばショップの営業時間によるんですけど10時〜21時までの営業時間だったら、
「早番」が9時30分〜19時まで
「中番」が11〜20時まで
「遅番」が12時30分〜21時まで
といった感じでフルタイムの場合、休憩時間が1時間もしくは1時間30分となります。

またアルバイトのスタッフはフルタイムじゃなくて短時間の場合があります。

で、この営業時間内に休憩を回していく・・・という流れになります。

「早番」のやることとしては開店前にオープン準備をします。

たとえば金庫からレジ元金を用意します。

レジ元金って「お釣りがない!」といったことが起こらないように最初からレジの中に入れておくお金のことです。

で、商品を整頓したり掃除をしたりしていざオープン!といった流れになります。

「遅番」は閉め作業といってレジ金が合うか1日の売り上げを計算します。

また売り上げ報告などもあります。

これは本社や先輩などにお客さんがどのくらい来たのか何が一番売れたのかなど報告します。

で、時間があったら商品を整頓します。

お店によりますが「休み」「労働時間」の流れはこういった感じになります。

アパレル販売は何歳から何歳まで?

アパレル販売は、自分が働きたいショップの応募年齢にあてはまれば中学卒業から何歳まででも働けます。

20代・30代・40代向けのそれぞれのブランドに見合った年齢層であれば特に年齢は気にしなくても良いということです。

ちなみに20代前半からアパレル販売員として働き始めて、
ブランドのコンセプトやターゲット層と自分の年齢が合わずに20代後半から転職を考えている人も多くいます。

髪色ってどうなの?ネイルOK?服装は?

アパレル販売員は一般企業と比べれば髪色に関しては容易ではあります。

たとえばカジュアル系やストリート系のブランドで清潔感があれば、
明るい色や金髪でもOKなところが多いです。

しかし百貨店・ハイブランド・スーツブランドでは何トーンまでと厳しいところもあるので、
全てのブランドが「髪色は何でも良い」という訳ではありません。

自分の働きたいショップに足を運んだり、インスタなどでショップ店員さんの身だしなみをチェックすると良いかと思います。

それから「ネイル」なんですけど、
フレンチネイルやグラーデーションネイルなど比較的にネイルOKなところは多いです。

ただ爪が長かったり、ストーンなどのパーツを使ったネイルや3Dネイルは、
商品に引っかかったりレジが打ちにくいということがあります。

なので作業がしやすいネイルにすることをオススメします。

そして次に「服装」についてお話しします。

服装は大体ブランドのコンセプトに合ってれば何を着ても問題ないとしているブランドがあります。

しかし細かいルールを設けているショップもあります。

たとえばタイツは40デニールまでとか、生足を出すのは禁止とか。

しかしやっぱりショップで売っている洋服を着ることが多いです。

理由としてはハンガーや平置きにしている洋服より実際に着用している方が
お客さんはイメージが湧きやすいので購入につながる可能性が高くなるからです。

また着用してみた時にしか分からない着心地さを把握することが出来ます。

つまりお客さんにより詳しく商品のことを伝えれるという訳です。

ということもあって、お店の洋服を着ている人が多くいます。

アパレルで働くメリット

平日休み

先ほどもお話したんですけど、一般的にサービス業以外って月〜金が仕事で土日休みだと思います。

しかしアパレル販売は土日や大型連休にお客さんが多く来ることがあり基本的に土日休みはありません。

つまり逆をいえば、平日休みになるのでデパートや飲食店に行った際は、
人が空いていることが多いです。

なのでスムーズにお買い物だったりご飯を食べることができストレスなく外出できます。

また土日休みってデパート内を歩くだけでも「人が多くて前に進めない」
といったことってありませんか?

なので「人混みが嫌い」という人にも平日休みはメリットとなります。

ショップの服が割引される

アパレルで働くうえで最も魅力的なのは「社割」ではないでしょうか。

「社割」とは洋服を社員割引で安く購入できるということです。

先ほどもお話しましたが、スタッフがショップの洋服を着る事で売り上げにつながる場合があります。

そうすると会社側もスタッフに洋服を着て欲しいので、大体30%〜50%程度割引してくれます。

またスタッフが定価で洋服を購入すると、経済的負担が大きいというこもあります。

なので「社割」を実施しているアパレル企業が多くいます。

自分の好きな洋服を安く着る事ができるというのはメリットですよね。

人が何を求めているか学べる

アパレルって「接客販売」がメインです。

だからこそ結構学べることが多いです。

たとえばお客さんがどんなものを求めているかどんなものに惹かれるのかを接客を通して学ぶことができます。

その他には売りたい洋服の配置を決めたり購買意欲を刺激するような動線を考えたり、
カラーはどういったものが好まれるのかとか。

考えて行動に移して結果が出るのは、すごくやりがいを感じる部分ではあります。

アパレルで働くデメリット

店頭に立っているとヒマ疲れする

アパレル販売は接客がメインですが毎時間お客さんが来るわけではありません。

特に平日の夜は誰もこなくてガラガラな状況になります。

しかもヒマなのにずっと立たなくちゃいけないので、体力的にきつかったり時間が長く感じて精神的にも疲れてしまいます。

「ヒマな時間が嫌い!」という人や
「ずっと立つのは私にはきついかも!」という人には、
アパレル販売員はあまりオススメできません。

生活が不規則になる

アパレルって先ほどもいったように「早番」「中番」「遅番」といってシフトでまわしているショップがほとんどです。

で、お客さんが閉店ギリギリに来る事があります。

そうなった場合「遅番」は閉め作業もあるので帰りの時間がかなり遅くなります。

しかも年末年始になるとセールに向けて売り場を作っていくので商品の値札の貼り替えなどがあります。

倉庫(ストックルーム・バックヤード)にある大量の商品の値札も貼り替えますから年末年始は終電ギリギリという事もあります。

なので「きっちり定時で帰りたい!」という人は不向きです。

またシフト制ということもあって「遅番」の次の日が「早番」という事もあります。

つまり睡眠時間が少ない事や生活が不規則になってしまう事があります。

なので「生活のバランスを重視したい!」
という人にもアパレル販売員はオススメできません。

結局売り上げが悪いと自腹で購入する

結構アパレル販売員の中では「あるある」なんですけど、
お客さんが少なくてショップの売り上げが悪いと自分で購入する事があります。

実際は売り上げが悪いからって自腹を切るのはあまり良くない事ですし、表面上禁止しているショップもあります。

しかし売り上げに貢献したいという気持ちや
「さすがに1日でこの売り上げはきつすぎる。」といった焦りから購入してしまいます。

もちろん強制ではありません。

あくまで個人でやっていることなので「今月生活がピンチ!」という人は
無理に購入しなくてもいいですし購入するべきではありません。

しかし何だかんだいって売上が悪いと自腹でもいいから購入してしまう人が多くいます。

休憩時間を先輩と過ごす

私の周りの話になってしまうんですが、
「アパレルのここがイヤだよね」と挙げられる中に休憩時間に休憩が出来ないといったことがあります。

どういうことなのかというとファッションビルで働いた場合は、全てのショップの営業時間が一緒なので休憩時間が丸被りしてしまいます。

つまり休憩時間に人が多すぎて食堂でご飯を食べようにも食べるところがないといった状況が生まれてしまいます。

結局誰かが食べ終わるまでその場で待たなくてはいけません。

それに逆に食べている人からすると「待っている人がいるから早く食べよう」と休憩を取れた感じがしません。

更に休憩時間をなぜか先輩スタッフと食べる空気があるので、先輩と一緒になると気を使いますし全く休んだ気になりません。

これが、ほぼ毎日となると結構しんどいです。

「休憩時間くらい1人で休憩したい!」と考えている人にはデメリットになると考えます。

もちろん全てのアパレル店がそういう訳ではないですし、
路面店だと上記で述べたことはあまりないという事を把握しておいてください。

アパレル業界はブラックなのか

アパレル販売員の悪いウワサって
「ノルマを達成しなかったら洋服を買わされる」
「給料少ないうえに、食費を削ってまで洋服代にしないといけない」
「体型を維持しなきゃいけない」とか・・・
結構ありませんか?

確かにそういった「空気感」はあります。

先ほどもお伝えたように給料が少ないうえに売り上げが悪いと自腹を切る傾向があったり、
ショップのお店を着た方がメリットになることが多いため、購入する事があります。

また体型維持に関してはやっぱりキレイな人が着ている洋服は何だかステキに見えてしまうというお客さんの購買意欲を左右する要素だったりします。

全ては売り上げのためということがあります・・・

しかし全ての仕事でいえることなんですけど本当に働き先によります。

私の経験でいうと、正直コワい先輩や店長の「圧」があるというのも事実なんですよね。

「どうしてこんなにピリピリしてるんだろう?」っていうくらい毎日怒り倒している人もいるのでビビったりもします。

その怖さからショップの洋服を着用してしまう人もいるんじゃないでしょうか?

一方では、優しい先輩や店長もいますし接客しなくても良いというスタンスのショップもあって、
そういったショップはノルマなどありませんし比較的に穏やかな「空気感」ではあります。

現に私も今まで働いた中では「ノルマ」があっても「達成しなかったら購入しないといけない」なんてことは全くなかったです。

上記で挙げた悪いウワサって強制ではなく、
全て空気を読んで自分で勝手に行動していることなんですよね。

だからショップの洋服を購入するかしないかの選択権を自分たちが持っているので、
本来は購入したくないなら購入しなくても良いんです!

実際私も「今月はお金使いたくないな」といった時は購入しません。

仮に強制的に
「ショップの洋服を着用しないといけない!」
「ノルマを達成しなかったら洋服を購入しましょう!」
「体系は痩せ型に限る!」
などの決まりがあるとするなら契約内容にちゃんと書いています。

ちなみに酷なことかもしれないんですけど、平均的に給料が少ないのは事実ですが、
給料が少ないとわかってて働き先を決めたのは自分自身なんですよね・・・・

なので!給料が少ない中で何を学ぶかっていうのが重要だと考えます。

もしも契約内容に反する事を要求されたり自分の生活費を削ってまで洋服を購入したり、
体型を維持するために健康面や金銭面がボロボロになるくらいなら、そんな会社さっさと辞めましょう!

もっとちゃんとした会社は実際あります。

アパレル業界に限らず今後仕事をするうえで「自分の働き先がブラックだったらどうしよう!」と不安に思っている人は
必ず契約内容を確認することが重要です。

まとめ

以上でアパレル業界の実態を紹介させていただきました。

私は特に「販売員」として働くことが多かったのですが、
その他にアパレル業界では「工場」「店長」「仕入れ・バイヤー」「ECサイト」などで働いてきました。

私の少ない経験でしか話せないので厳密にいうと私の記事が全てのアパレル業界に当てはまるかといえばそうではありません。

しかし今までの経験から言えることは、やっぱり仕事は「人間関係」が一番重要だと考えます。

人間関係が豊かであれば、どんなに給料が少なくても辛い仕事であっても、乗り切れるしやりがいを感じることが多いです。

そして次に大切なのは「キャリアプラン」です。

特にアパレル販売員って給料がめちゃくちゃ少ないので、20代後半から危機感を持っている人が多くみられます。

もちろん販売員の経験を積んでハイブランドの販売員として給料が上がった人もいるとお話ししましたよね?

つまり年齢は関係なくて自分がどのくらいの給料をもらえれば最低限の生活を出来るのか計算し、
将来はどうなりたいかなど「自分が本当に幸せになるプラン」を考えた方が良いという訳です。

でも「今後のキャリアプランや将来とか全く検討もつかないし、アパレルで働きたい気持ちはあるけど迷っている」
という人もいると思います。

たしかに将来のことなんて分からないし新しい環境で働くのって不安なことが多いですよね。

しかし、ここは少し勇気を振り絞って「とにかくやってみる!」ということをオススメします。

とにかくやってみないと自分に合うかなんてわからないし、
やってみて自分の長所や苦手だと思う部分って見つかってくると思うんです。

そうすれば万が一アパレルが合わなかったとしても今後の自分の人生にいい影響を与えてくれる要素になると思います。

もしかすると「働くの不安だったけどやってみたら面白い!」という事もありえます。

なので本当に自分に合うか見極めるには働いてみるしか方法はないと考えます。

また派遣やバイトだと短期で募集しているケースもあるので「短期で一回試しに働いてみる」というのはオススメです!

自分にとってより良い仕事が見つかるといいですね。

応援してます!

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